お天気キャスターになるための第一歩として、多くの受講生に参加していただいているお天気キャスター講座。
今回は、講座卒業後、見事お天気キャスターの座を勝ち取られた北村麗さんに、講師を担当させていただきました、わたくし、福岡良子がお話を伺ってきました。
受講のきっかけ
もともと岡山放送でアナウンサーをしていて、入社してから3年間、ずっと気象コーナーを担当していたんです。でも、自分の言葉で話せるようになりたい、と思うようになり、気象予報士の資格を取得しました。アナウンサー退職後は、しばらくフリーアナウンサーとして活動していたんですけど、気象予報士としてのキャリアはいつか積みたいと思っていて。そこで、オーディショをまずどう乗り越えるのかを伺いたいなと思い、受講を決めました。
講座で印象に残った内容
・実践的な学び
オーディション対策が知りたいというのと、原稿の書き方や実際のリポートなど、実践的な内容を学びたい、というのが私の目標だったので、それが全部叶えられて良かったです。
・気象神社での中継実習
局アナ時代、中継も何度も経験しましたが、改めて私は現場の生きた情報を扱うのが苦手だと感じました。天気はいざその時になってみないとどうなっているかわからない。あらかじめ自分である程度想定して原稿に落とし込んで練習はするんですけど、気温や体感などリアルタイムで変化していく情報を入れることの重要性や大変さを学べたことは大きかったです。
・受講生同士の意見交換
他の受講生の方は、普段全然違うジャンルのお仕事をされている方たちだったので、色んな視点があるんだと勉強になりました。今までは、アナウンサーの方やテレビ局の方からアドバイスいただくことが多かったので、テレビに関わってない方からのアドバイスは、そんな考え方もあるんだとか、そんな見え方もあるんだと、視野が広がりました。また、他の方にアドバイスをすることで、自分はここはできてるけど、よりこうしたらいいかなと考えるきっかけにもなりました。
受講後の成長
地方でアナウンサーをやっていた時に、予報部分の原稿は気象会社から頂いた原稿を読んでいたんですが、いざ自分で原稿を作るとなると、たくさんある情報からどれを取捨選択すればいいのか、その取捨選択の仕方が難しいことに気付きました。講座で、まずは天気の軸を作って、それをもとに情報の取捨選択をすればいいとわかってからは、短い時間で原稿の内容をまとめられるようになりました。
キャリアへの影響
講座が終わって数か月後に、お天気キャスターオーディションを受ける機会があったんですが、オーディションの会場が、講座で利用していたスタジオだったんです。使う道具も全部そのままだったので、精神的に余裕を持ってオーディションに臨めたこともあり、無事採用していただけました。
今後の目標
10月からTOKYOMXの朝の番組でお天気コーナーを担当することになりました。番組を通して、人の役に立つ情報を正確にお伝えしていきたいと思っています。
皆さんが知りたい情報は何なのかをちゃんと汲み取って、自己満足にならないようにお伝えできるようになることが当面の目標です。
また、岡山・香川でアナウンサーをやっていて、岡山・香川で見たいと言ってくださっていた方もいるので、いつか全国放送にも挑戦したいなと思っています。
これから講座を受講する方へ
最初ピリついてないかなとか心配すると思うんですけど、すごく和やかな雰囲気で、ちゃんと週末行くの楽しみだなって思える講座だったので、そこは安心してください(笑)
私は気象予報士の資格を取得してから受講したんですけど、取得する前に受験するのもアリだと思います。モチベーションを高めるためにもなりますし、目標を見失っちゃってる方もいると思うんですけど、明確に気象予報士になりたいと思える場でもあると思うので、ぜひみなさんに挑戦していただきたいと思います。
インタビューを終えて
講座を受講して、気象予報士としてのキャリアをスタートさせる意思が明確になったと語ってくれた北村さん。
見事、お天気キャスターとしての活動を始められことに、講師としてこれ以上ない喜びを感じています。講座での経験を活かし、オーディションに見事合格したというお話は、私にとって非常に励みになりました。また、全国放送に挑戦するという目標を持っているとのことで、今後の活躍がますます楽しみです。
さらに高みを目指していく姿を、ずっと応援していきたいと思います!
そして、北村さんのように次々と才能を開花させる受講生を育てていけるよう、これからも尽力していきたいと改めて感じました。