「戦争」について色んな角度から示した漫画。
3㎝ほどの厚みがあり、しかも活字びっしりという
私の漫画史上断トツ一番で骨太な内容でした。

もともとはだんなさんのた本で
いつか読みたいなと思いながら後回しにしていましたが
人にお譲りすることになったのをきっかけにようやく本を開きました。

・太平洋戦争はアメリカが名付け親
・日本のネガティブキャンペーン"WGIP"(War Guilt Information Program)
・「南の島に雪が降る」(ニューギニアのジャングルで兵隊を癒すために行われていた舞台で紙の雪を降らせたら東北の兵隊が全員涙したそう。)
・グレムリンは日本人がモデル
・南京虐殺の写真は捏造(死者数も30万人と言われてたが当時南京には20万人しかいなかったそう)
が特に印象的でした。

東京裁判におけるアメリカの手口をトイレ独占権で例えた感性に衝撃を受けました。
私も気象解説する際に、難しいことや複雑なものをわかりやすく伝えることを意識していますが、
身近なもので例える方法、参考にしたいと思います。

前に読んだ「おじいちゃん戦争のことを教えて」とかぶる内容も多かったですが
また違う角度から戦争前後の日本のことを知れて良かったです。
近代史は本当に知らないことばかり。
でもそれは知らないように仕向けられてただけ。
公のために個を超えて戦い、亡くなっていった方たちが
一生をかけて伝えたかったものを今の日本はちゃんと受け止めているのか。
今こそ、日本の近代史を見つめ直す必要があると思いました。

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