お天気キャスター講座の第3回目が終了しました。


3回目は「屋外リポート実習」です。


場所は日本唯一の気象神社。
多くの方のご厚意とご協力により、この特別な場所で講座を開催させて頂くことができました。
本当にありがとうございました。

この授業では、3人1組でチームを組み、お天気キャスターとして中継の実演に加え、カメラマン役とディレクター役も経験してもらいました。

狙いは、キャスターとしての知識やスキルの習得だけでなく、「番組は多くの人の支えられていること」や「チームワークの大切さ」に気付くことです。

この授業を通じて、画面の裏側にいる仲間の苦労や思いを感じてもらえていたらうれしいです。

中継実演では気象神社の説明と、今の天気を実況してもらいました。

天気はあいにくの雨でしたが、雨天時の伝え方や、傘で手が塞がっている時の対応など、実際の中継の様子がイメージできる機会になりました。

受講生の皆さんは、この対応に苦戦しながらも、スタジオとは違ってイキイキとされていたのが印象的でした。

以下は講座後の受講生の声です。

Aさん
なかなか外で中継の練習をする機会がないので、このような機会に恵まれとても良い経験になりました。
今回のようなグループワークの授業では、他の受講者との絆が深まると同時に、キャスターの仕事だけでなくカメラワークなど総合的な技術が身につくので、グループワークが好きになりました!
また、他の人の撮影の様子を見て良いところを真似できるので、これからの成長に繋がりそうです。

Bさん
気象にまつわる場所で初めての中継を経験することができ、とても楽しかったです!
また、自分が話すだけでなく動画を撮る側もやり、カメラマンも失敗するわけにいかないので、すごく緊張を感じたのが新たな発見でした。  
今後普段の生活でも、もしここで中継するならどういう映し方がいいのかなどを考えて、中継の感覚を引き続き養っていきたいと思います。

Cさん
現場でのキャスターの役割や事前準備など、撮影場所によって異なること、逆に共通することがたくさんあることを学べました。
各メンバーが各々の場所と内容で録画した動画をみんなで確認することで、スタジオとは異なった様々なパターンから派生する多くのアドバイスを、現場での様々な経験をされてこられた(様々な修羅場をくぐってこられたであろう)福岡先生からいただけてとてもためになりました。
気象の知識やキャスターとしての技術のみならず、現場のチームワークやコミュニケ―ションの大切さも重要だと、今回だけでもかなり体感することができたと思いました。

Dさん
準備したものから内容を変更してやってみて、限られた時間の中で臨機応変に対応することの難しさがわかった。
福岡先生からも毎回コメントをいただけるので、少しずつ自分のものにしていけたらなと思っています。

Eさん
雨の中中継するので、天気の状況を伝えたり実際寒かったり足場が悪くて大変だった。
外だと通行人や選挙カーなど、他の音も入ったりするので色々タイミングも考えてやらないといけないと思った。
中継で伝えるために、どういう流れでレポートするのか、カメラのアングルはどうするのかなど、色々と打ち合わせをしてリポートに望む必要があるなと今回の中継体験で学ぶ事が出来ました。

Fさん
気象神社の実習では、中継見学で得たことをなにか生かそうとして、森田さんの「雨が黄砂を洗い流す」という表現を真似させていただきました。
「天気が良くない」「あまり広くない場所なので譲り合って撮影する必要がある」「参拝客の方がメラの前を通ってしまう」などのアクシデントがありましたが、実際でもあり得るシチュエーションかなと思い、今後遭遇するかもしれないことをここで体験できてよかったです。

この授業の前日に森田さんのお天気中継の見学に行ったのですが、受講生の中には早速森田さんの動きやコメントをご自身の実演に取り入れている方もいて、改めてみなさんの学習能力の高さに感心しました。

そして今回も撮影後は全員で映像を確認し、良いところや改善点について意見交換。

同じ夢を持った者同士がそれぞれを伸ばそうと気持ちのこもったコメントをし合う姿は、教える側にも響くものがありました。

いよいよ次回は最終回です。
受講生のみなさんの夢を実現できるように、最後まで全力で支援させて頂きます。
1か月でどれくらい変化しているか、みなさんの成長が楽しみです!

最後に…
今回の講座は気象神社の方々の多大なるご協力を得て実現することができました。
大変お世話になり、心から感謝です。

講座終了後には、神社の方のご厚意で、非売品の気象神社グッズを全員にプレゼントしてくださいました。
大切な方にのみ配ってるもので、福岡さんの大切な受講生に少しでもいい思い出を気象神社から提供させていただきたい、となんともありがたいお言葉を頂戴しました。
大切に、大切に使わせていただきます。
本当にありがとうございました(チロルチョコはもったいなくて食べられない…)。

頂いたTシャツを着てみんなで最後に記念撮影をしました

毎回行くと必ず新しい発見がある気象神社。
今回はポテカ(「ポイント・天気・観測」の略で、小型アメダスのようなもの)が設置されていたことに衝撃を受けました。

このポテカのデータを中継内容に盛り込む受講生もいました!



気象神社の挑戦し続けるお姿、本当にすごいと思います。
「高円寺を天気の町にする」という気象神社のアツい思いに、この講座が少しでも貢献できていたら幸いです。