先日、開業以来2度目の冬を迎えるスカイツリーの雪対策が行われました。
というのも、今年の1月14日、東京では大雪となり、8cmも雪が積もりました。
地上では大混乱となったのは言うまでもありませんが
上空からも思わぬモノが・・・
スカイツリーから積もった雪の塊(こぶし大ほどの大きさ)が落下。
近隣の住宅の屋根などが破損する、といった落雪被害が発生したのです。
これまでも、壁にヒーターを設置して雪を溶かすといった対策が行われていますが
先日新たに行われた対策はこちら。
①雪を飛散させないようパラペット(壁)を設置
塔体の外周に張り巡らされています。
②カメラを増やし雪の監視を強化(前の冬より22台増やし、67台が稼動)
③雪がたまりやすいくぼみ部分に鉄製のふたを取り付けて積雪防止
さらに、(株)東武タワースカイツリーの広報の方にもお話を聞いてみました。
スカイツリーでは、雪が降ると、約100人の警備員を出動させるとのことで
警備員の方たちは地上からスカイツリーを見上げて注意喚起をしたり
展望台に登って雪の降り方や着雪状況を監視しているそうです。
雪がなくなることが確認できるまで警備を続けるため
昨冬の東京の雪日数は6日でしたが、出動日数はなんとその2倍でした。
出動人数ものべ約1000人に!
年々、雪対策も強化されてきているので
もし雪が降っても皆さんを安全にお迎えする準備は万端ですね。
ただ、スカイツリーで雪が降るのはまだ当分先のお話です。
月曜日からは再び上空に寒気がやってきますが
今週ほどの強い寒気ではないため、北日本でも降るものは雨となりそうです。