今夏の天気は「海面水温の高さ」が大きなポイントになっています。

今夏の記録的猛暑と局地的豪雨も
この海水温の高さが一つの要因と考えられています。 


沖縄南海上の8月上旬の平均海面水温は30.3度まで上昇し
世界的に大規模な珊瑚の白化が起きた1998年と同程度に。

また、日本海沿岸の一部では海洋内部の水温もかなり高く
平常より15cm程度高い潮位が継続する異常潮位が発生しました。   

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先週のブログに、夏休みに屋久島に訪れたことを書きましたが
この日の屋久島の水温も30度と、海とは思えない温かさで
海水温の高さを身を持って体感しました。  

 
この海水温の高さ、今年が特別高いというよりも年々高くなっているようです。 

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と言うのも、ウミガメの産卵にも立ち会えたのですが
(しかも希少なアオウミガメの産卵!!)
海水温が18度になると始まると言われるウミガメの産卵が
年々、産卵時期が早まっているそうなんです。

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海面水温の平年差を見ても
長期的な傾向(図の赤い直線)は右肩上がり。
温まりにくく冷めにくい海の温度が上がると、影響も広い範囲に及んでしまいます。    

もちろん、きのう発生した台風にも。

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台風は海水温が27度以下の所では
勢力を保てず衰えてしまうのですが
今回は海水温が高いところを進んでくるため
海上でどんどん発達しながら日本に近付きます。   

今回の特徴は
①台風が近づく前から大雨になること
②急に風が強まること   

日曜日の朝から西日本から東日本で雨が降り出して
月曜日にかけて大雨に。  
特に四国から関東の南東斜面に開けた地域では大雨に。
また、台風の中心が近くを通る関東では月曜日に風が強まり大荒れの天気となりそうです。
台風への備えは晴れるきょうのうちに済ませるようにしてください。

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