ちょうど一週間前、このブログで
北日本で冬の嵐になるとお伝えしましたが
きのうからは一転、春の嵐が到来中。 きのうの北陸の春一番に続き
きょうは九州南部と奄美地方でも春一番の発表がありました。 さらに、本州の南を発達しながら東へ進む低気圧の影響で
きょうは西・東日本の広い範囲で荒れた天気となりそうです。
雨風のピークは四国・中国 ~昼過ぎ近畿 昼過ぎ~夕方東海 ~夜の初め関東 夕方~夜
九州は朝が雨のピークで鹿児島県・屋久島では1時間に100.5ミリという3月の記録を塗り替えてしまうような大雨となりました。
今はその活発な雨雲が東へと移ってきています。
近畿や東海では、あすの朝までに多い所で200ミリと、3月としてはかなりの大雨に。
このあと、低気圧が近づくにつれて関東や東海など東日本太平洋側では風も強まり瞬間的には30mの暴風が吹き荒れるおそれがあります。
帰宅の時間帯、交通機関が乱れている可能性もありますので念のため交通情報にもご注意ください。
また、これだけ広範囲に荒天をもたらす時は劇的な気温変化も付き物。
風向きに着目してみるとすでに雨がやんで北風に入れ替わっている福岡ではひと桁台まで気温が下がってきています。
このように雨が止むと順次、冷たい北風に入れ替わりますのであすにかけて段々冬寄りの空気に近付いていきます。 東京もあす夜になると5度くらいまで気温が急降下。また、雪が舞うかもしれません。
思えば、ちょうど一年前のきょうは
福岡・宮崎で全国でトップを切ってソメイヨシノが開花
という明るい話題で盛り上がっていましたよね。
いずれも観測を開始した1953年以来、最も早い開花となりました。
(※福岡は2009年タイ記録) そして当時も大雨や暴風で荒れた天気となった所が多く
東京でも27.4mの風を観測しています。 「春嵐」「春荒れ」という言葉があるように
サクラの季節は、荒天の季節でもあるんですね。
季節の変わり目を迎え、いよいよ強風シーズン、そして大雨シーズンの幕開けとなりそうです。