タイトルにある曽根会長とはこのお方。
千葉・海浜幕張にあるQVCマリンフィールドの3大もつ煮屋の1つ「サンマリン」の店長さんです。
一体天気と何の関係があるのかと思っている方が多いかもしれませんが、
このサンマリンからは海を見渡すことができます。
この海がポイント。
そう、元漁師さんでもある曽根会長、
物心ついた時からずーっと海に携わって来られたそうです。
引退しても、その漁師時代の知恵や勘を生かし、
このサンマリンから見える海・空・雲の様子から
今後の球場の天気を予想してらっしゃるのです!
実況の天気だけを見て予想するのは正直、気象予報士でも難しいもの…
実際に肌で天気を感じている、
いや、時に命の危険すら感じている漁師さんたちの生きる知恵には学ぶことがたくさんあります。
「海の上に雲が多くかかっていて、日の沈む高さが高く見えると近いうちに雨が降る」など、
曽根会長は実況天気の見方を教えて下さいました。
その曽根会長による天気予報は、平日のナイター限定で、
試合前の午後5時半頃からこんな風にオーロラビジョンに流れます。
広報の梶原さんにお話をお聞きしたところ、
このサービスは今年の4月から始まった試みなんだそう。
屋外球場で風が強いイメージのあるQVCマリンフィールド。
その特徴を活かしたファンサービスのひとつとして、
天気予報をやるのはどうかという話があがり、
「どうせやるならこの球場ならではの天気予報をしたい」
その結果、天気に強い曽根会長の名前が浮上したようです。
ちなみに、なぜ、曽根“店長”ではなく、“会長”なのかお聞きしたところ、
球場内で働く従業員の中で最高齢の87歳ということに敬意を払うためで、
あだ名のようなものだとおっしゃっていました。
ナイターのある日の15時頃に広報の方が曽根会長に天気を聞きに行き、
海を見ながら曽根会長が予報、
そのコメントを17時半頃にオーロラビジョンに流しているそうです。
梶原さんも驚くほど、このサービスの反響は大きく、お客さんからは面白いと大好評。
テレビの取材は10回以上、新聞にも大きく取り上げられたりと、曽根会長はもはや有名人です!
この日も、実際にきょうの天気を聞きに来るお客さんもいらっしゃるほどの人気ぶり。
この日、千葉県には18時頃、竜巻注意情報が発表されてちょっとヒヤッとしたのですが、
曽根会長の予想通り夕立にあうこともなく、
私もしっかり野球観戦を楽しむことができました♪
(※私は阪神ファンです。)
さて、連日ニュースを騒がせている記録的猛暑、どうやら来週にかけても続きそうです。
(関東は月曜日にすこーーしだけ暑さが和らぎますが…)
そして、暑さとセットで注意が必要な局地的雷雨のおそれも。
この三連休は西日本から東日本の広い範囲で、ずっと不安定な天気。
川でBBQなど予定されている方は、狭い川ほど一気に水かさが増してしまいますので、
上流の空模様の変化にも気をつけていただければと思います。
また、東北~新潟はきょうも梅雨本番の天気に。
雨のピークは過ぎていますが、
すでにこれまでの大雨で地盤が緩んでいる東北の日本海側を中心に
土砂災害などに警戒が必要です。