今週の7日に立秋を迎え、暦の上では秋がスタートした途端
一転して、日本列島は夏本番の暑さがスタートしました。  
そして、きょうがこの夏で一番暑い日になるかもしれません。


熊谷や甲府は39度予想で、2007年以来6年ぶりに40度に届く可能性も。
東京でも37度と今年一番の暑さが予想されています。 

(※13時40分追記)13時6分に、高知県江川崎で40.7度まで上がり、
多治見、熊谷、山形に次いで、観測史上4位の記録になりました。    


毎日毎日続く暑さにうんざりしている方も多いのではないでしょうか。    
そこでこのブログの読者の皆様に少しでも涼しくなっていただきたい!
ということで、今回は東京・立川にある北極・南極科学館を訪れてみることにしました。イメージ 4イメージ 1
(右の写真は、実際に南極で着られている防寒着を着させてもらっているのですが
数分で汗がにじむほどの暖かさでした。さすがです。)
ここでは、南極の氷にも触れられます。

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一体、南極はどれくらい涼しいのでしょうか(涼しいレベルではないですが)。 


そもそも、気象庁では、1957年より、
日本から約14000kmも離れた南極での気象観測(気温、気圧、湿度、風向・風速)を開始。
(その観測結果は気象庁のHPでも見ることができます)

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 きのうの昭和基地の午前4時の気温は-15℃でした。

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さらに!日本が南極に設置した基地は、
現在運用している昭和基地のほかにも、
ドームふじ基地、みずほ基地、あすか基地があり、
これらの基地では、過去に有人での気象観測を行っていたのですが

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最も内陸にあるドームふじ基地(標高3810m)では
なんと-79.7℃という最低気温を観測しました(1996年と1997年)。
どうですか。数字を見ただけで涼しくなれませんか?  


これらの観測は、世界気象機関(WMO)の国際観測網の一翼を担っていて、
得られた観測データはすぐに各国の気象機関に送られています。
極寒の地での、延べ300名に及ぶ気象隊員の努力により、50年以上蓄積された観測データは、
地球温暖化やオゾンホールといった地球環境問題の解明と予測に利用される重要なデータとなっているんですね。 
その重要な観測にまつわる機器や写真たちも展示されていました。


【ゾンデ観測の様子】
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ラジオゾンデと呼ばれる観測測器をゴム気球に吊るして飛揚します。
ラジオゾンデから送られてくる信号を解析することにより、地上から高度約30kmまでの大気の状態(気圧、気温、湿度、風向・風速等)を観測しています。
高層気象観測は世界同時刻に1日2回観測を行うため、昭和基地では現地時間で3時と15時(国内の9時と21時)に観測しています。  

【雪上車】観測場所に向かうために必要な雪上車。

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【無人飛行機による観測】
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気温や湿度、気圧に加えて、空撮によるペンギンやクジラの数を数えるなど
観測対象は多岐に渡っています。    

南極に思いを馳せることで、少しでも暑さを忘れていただけたら幸いです。
とはいえ、現実は厳しすぎる暑さとなっています。
夜にかけてもあまり気温が下がらず
東~西日本では30度前後の暑さが続きます。
夜の熱中症にもご注意ください。 

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