今週の月曜日10月28日に
目黒不動尊で開催された“甘藷祭り”に行ってきました。
これは、秋の風物詩、さつまいものお祭りです。
なぜ目黒でさつまいものお祭りなのか。
それは、さつまいも栽培を成功させた
江戸時代の蘭学者“青木昆陽”のお墓が目黒不動尊の一角にあるからです。
(歴史の授業でこの名前を耳にしたことがある方も多いかもしれませんね。)
昆陽がさつまいもを日本全国に広めたことで
当時、飢饉で苦しむ農民たちを飢えから救済しました。
その功績が称えられ「甘藷先生」や「芋神様」などと呼ばれていたそうです。
彼は富士山を望む景勝地である目黒を好み
生前自らの墓石を用意し
死後は目黒に葬ってほしいと遺言を残したため
目黒不動尊の一角にお墓があるそうです。
その青木昆陽の命日が10月12日。
目黒不動尊は毎月28日に縁日を開催しているため
一番近い縁日である10月28日に
彼の遺徳を偲んで、毎年甘藷祭りが開催されているのです。
私もご挨拶してきました。
“かんしょ”先生に“かんしゃ”ってね。
さて、今週に入ってようやく
秋の味覚を楽しみたくなるような穏やかな陽気が続きましたが
それも束の間のこととなるかもしれません。
11月は平年並み、もしくは平年より気温が高い予想ですが
12月、1月はともに平年より寒くなる可能性が・・・
去年も猛暑でしたが今年も記録続出の猛暑でした。
夏の極端な暑さのバランスを取ろうとして
今年の冬も厳冬になってしまうかもしれません。
(おまけ)目黒不動尊には「水かけ不動明王」という不動像が奉られています。
名前の通り、水をかけるとご利益があるそうで
私も、この冬が穏やかな冬になるように祈りながらしっかり水をかけさせて頂きました。