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ダイジェスト
ガネーシャという人間以上に俗にまみれたなぜか関西弁の神様からのお告げを通して、主人公が成長していくお話。
シリーズ1の続編です。
シリーズ1が衝撃的すぎたあまり、期待値も大きく、それに比べると感動は薄かったものの、笑いあり、ホロリとくるものもあり、新種の小説という感じでさーっと読めるのに学びは深く、読んで良かった一冊。
シリーズ1はガネーシャがメインだったけど、今回は貧乏神の幸子さんと半々くらいで、ガネーシャファンとしてはちょっとさみしい。
でも貧乏神目線での学びは斬新で、新しい角度で物事を読み解いてくれる、これぞ読書の醍醐味だなぁと感じました。
きっかけ
シリーズ1は、まさに私のバイブル。
私が大学4年生の時に、就活中に人生迷子になって、助けを求めてふらっと立ち寄った梅田のブックファーストで出会って、私の人生史上一番感動した本と言っても過言ではないくらい感動して、その後の就活で出会う学生という学生みんなに回し者さながらオススメしまくった位、私の人生において大事な一冊です。
そのシリーズとあって発売された瞬間買ったものの放置すること8年(自分が一番驚いてる)。
長い月日を経て、人に譲ることになったので、いそいそと読み始めました。
書いてあったこと
貧乏神の好物は
気持ちよさそうに人を責めること
人の不幸をを望んでる言葉を口にするほど貧乏神はその人に近づいていきたくなるそう
逆に嫌いなものは
他人が気付いてない長所をほめること
それをされて喜ばない人はいないから
一番私の心が反応したのはやっぱりガネーシャの教え。
人間にとって一番怖いのは将来が見えないことじゃなくて、将来が見えてしまうこと
自分の知らへん場所は思いもよらんかった色んな経験をさせてくれる。
つまり、そこは一番成長できる場所やねん。
せやから、憧れる場所に飛び込んで、ぎょうさん経験して、成長した人間が自分にとって一番向いてることを見つけたとき、自分にとっても、お客さんにとっても、最高の状態を生み出すことができるねんで。
せやから昔の偉い人はみんな口をそろえてこう言うんやで「やりたいことをやりなさい」
今の自分にとって夢をかなえるのは奇跡って思えるかもしれへんけど、奇跡は成長することを諦めへん限り、なんべんでも起こせるんや
感想
貧乏神目線はこれから子供に教育にもすごくいい考えだなって思いました。
そんなことしたら貧乏神に好かれちゃうよ、とか言うと良さそう。
貧乏神目線を日常に取り入れていく癖をつけたいです。
そして自分自身、産後で仕事から離れ、就活してた時のように人生迷子になりかけてたところだったから、背中を押してもらえた気がします。
母親になり、これまでは仕事が一番だったのが子供に優先順位が変わった今、自分は何者なのか、どうあるべきなのか悩んでたところで勇気をもらえた一冊でした。
やっぱり私はいくつになっても憧れを憧れで終わらせず、未知の世界に飛び込み続けて、たくさん経験して成長して、子供に背中で語れる存在であれるよう、努力し続けていきたいと思います。