午後5時現在、沖縄本島と宮古島地方は台風23号の暴風域に入っています。
今後、強い勢力を保ったまま、あす未明にかけて宮古島地方にかなり接近する見込みです。
今回のこの台風23号のポイントは“動きが遅いこと”
時速15キロと自転車並みのゆっくりとしたスピードで進んでいるため
沖縄地方では長時間荒れた天気が続いてしまいそうです。
【予想最大瞬間風速】(あすにかけて)
先島諸島 50メートル
沖縄本島 40メートル
これは外での行動は危険なレベル。
もちろん、海も大荒れ。
【波の高さ】
先島諸島 10メートル
沖縄本島 9メートル
と猛烈なしけとなりそうです。
さらにこれだけでは終わりません。
24号が23号を追いかけるようにして進む予想。
またしても、沖縄に接近するおそれがあります。
沖縄では、あすまでは23号、月曜日からは24号の影響を受けて
水曜日頃までは油断できない天気が続きそうです。
そして水曜日以降は、西日本や東日本にも影響するおそれが…
この進路が今後の天気と暑さの鍵を握ります。
23号も発生当初は西日本に影響しそうなコースを取っていましたが
予報ごとにどんどん西よりのコースに変わりました。
これは夏の太平洋高気圧が
(もう10月なのに)強まって
台風を西へ西へと追いやったからです。
その高気圧が少し弱まって24号は沖縄を通過したあと、北上してくる可能性も。
23号が海水をかき回してくれたおかげで
24号は海水温が下がった所を通るのでそれほど発達しません。
ただ、台風が日本海を通れば
台風にむかって南風が吹き込んで熱帯の空気が広い範囲に送り込まれます。
来週は天気が不安定になる上に、季節外れの蒸し暑さもぶり返すかもしれません。