きょうからTBSでドラマ「MOZU」も始まるこちにちなんで
きょうは「もず」について書いていこうと思います。

気象庁では季節の進み具合を調べるために様々な観測を行っています。

きょう富士山で初冠雪となりましたが(平年より16日遅く、去年より3日早い)、この初冠雪の観測もしかり。そのほかにも、「とのさまがえるの初見日」とか「くわの発芽日」など、想像以上にいろーんな生物の観測も行っていて、もちろん「もずの初鳴き日」も観測しています。

9月~10月頃によく聞かれる「もずの高鳴き」は有名で、
「キーキーキチキチ」という鋭い鳴き声は、秋の風物詩にもなっているほど。
誰が聞いてもすぐわかる特徴的な鳴き声だからか、昔から農作業の目安としてこんなことわざにもなっています。

「もずの高鳴き75日」

もずの高鳴きを聞いてから75日目に初霜が降りるという意味です。
(他にも「モズが来るとその年はもう台風が来ない」なんかもあるようです。)

秋から冬にかけて群れを作らず、一羽ごとに縄張りを持つもず。
高鳴きは縄張りの宣言でもあるのです。

では実際どうなのか、もずの初鳴きと初霜の関係を調べてみました!

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【結果】北に行くほど、もずの初鳴きから初霜までの期間が短くなっていました。
四国あたりでちょうど75日程度になっていると言えそうです。
でもざっくり見れば70日位で、初霜の目安にするにはある程度有効な数字なのかなと思います。
昔の方の洞察力には脱帽しました。

今年はと言うと

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ちょっと例年より初鳴きが遅め・・・?
今年の初霜がどうなるのか注目したいと思います。

ちなみに、もずのはやにえの生態などを知って以来、
もずが気になりすぎて、東京・上野動物園まで見に行ってきました!

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気象予報士の尾崎(朋美)さんと小林くんを道連れにして。

そして肝心のもずはというと、あまりにも遠くにいたうえに、勢いよく飛び続けていたので、まったく写真に残せませんでした・・・

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どんな鳥か気になった方はどうかご自身で調べていただけますと幸いですm(_ _)m

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