イメージ 1

先日、関西へ帰省したタイミングでちょうど開催されていた「丹波篠山味まつり」へ行ってきました。場所は兵庫県篠山市。

ここの地域で有名なのが“丹波の黒豆”
みなさんも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。

イメージ 2

この丹波産の黒豆、特徴は何と言っても“粒の大きさ”。

イメージ 3

最近では、実が黒く色づく前の10月頃に収穫される“枝豆”に人気があり
いまや「丹波篠山黒枝豆」は全国ブランドにもなっているんだとか。

この解禁に合わせ、おまつり中も食べ頃の黒枝豆があちこちで販売されていました。

イメージ 4

ちなみに、この黒枝豆を乾燥させると実が黒く色づいて黒豆になるそうです。
一ヶ月以上も乾燥させるそうですよ。

イメージ 5
イメージ 6
イメージ 7

でも、どこで育ててもこんなに粒が大きくなるわけではありません。

そこにはこの辺りならではの独特の風土が関係していました。

丹波の黒豆の生産地域は、兵庫県篠山市周辺、または京都府京丹波町周辺。

ずばり“盆地”です。

おまつり中、周りを見渡した時もたしかに周りは山・山・山、でした。

①日中は暑く夜は冷えやすいため、昼夜の寒暖差が大きい
②霧が発生しやすい
③夕立などで適度な雨量もある
④山からミネラルたっぷりの水が流れ込むため土壌が肥えている

こういった盆地ならではの特徴が、黒豆作りの環境にピッタリ合っていたというわけなんですね。

また、黒豆は“苦労豆”とも呼ばれているのをご存知でしょうか。

特に丹波黒大豆は、栽培が難しく、栽培期間も半年と長い。
その分、干ばつや台風・長雨といった天気の影響を受ける危険性も高まります。

そこへ来て、作付面積あたりの収穫量はふつうの大豆より少ない。

まさに苦労豆と呼ぶにふさわしい、農家泣かせの作物なのです。

みなさんもお正月に丹波の黒豆を食べる機会がありましたら、ぜひ一度農家のみなさんに思いを馳せて食べていただければと思います。(おまえは誰やねん)

    コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

    CAPTCHA