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ダイジェスト
これまでにないほど文章を書くということを分析されていて全部メモしたいくらいでしたが
それ以上に考え方の道しるべも与えてくれるのがこの本のすごさです。
内容がものすごく濃いです。
この本を読んで
自分はこれまで奇抜な言葉や借り物の言葉を並べるだけのいかに中身のない文章を書いてきたか
自分の頭で考えてこなかったか
という事実を思い知らされました。
どの職種、どの年代の方が読んでも、何かしら得ることがある一冊だと思います。
きっかけ
だんなさんが読んでいた本でオススメされてたから。
人に譲ることになったのをきっかけに慌てて読みました。
(つくづく人間は締め切りがないとやらないもんだと呆れます。)
でも何回も寝落ちしながら読んでて結局最後まで読めなかった…
っていう位、自分には読みにくかった本。
一文一文きちんと租借しないと理解できなかったから。
自分の頭が論理的じゃない証拠です。
書いてあったこと
文章の7つの要件
1.意見 あなたが一番言いたいことは何か?
2.望む結果 誰がどうなることを目指すのか?
3.論点 あなたの問題意識はどこに向かっているか?
4.読み手 読み手はどんな人か?
5.自分の立場 相手から見た時自分はどんな立場にいるか?
6.論拠 相手が納得する根拠があるか?
7.根本思想 あなたの根本にある思いは何か?価値観、生き方など
中でも、論点・論拠・意見が大事ということで、ここを意識して、感想を書いていきたいと思います。
ちなみに論点の決め方は…
1.自分に切実な動機がある問いか?
2.読み手の要求にかなっているか?
3.自分の力量で扱いきれるか?
4.社会的に見て論じる価値があるか?
ということです。
何回もここに戻ってこないと忘れてしまいそうです…
感想
論点(問い)
良い文章を書くうえで、なぜ「問い」が必要なのか?
論拠(理由)
「良い文章=機能する文章、結果を出す文章」
文章には、小論文であれ、感想文であれ、依頼文であれ、謝罪文であれ、
どんな文章でも、筆者の意見や思いがある
その思いが伝わり、読んだ人の心を動かし、行動を起こしてもらうことで、望む結果を出すことができる。
では結果を出す文章を書くためには何が必要か。
それは、ゴールを明確にすること。
そのゴールを明確にするために、論点、論拠、意見を考えることが必要になる。
論点とは文章を貫く問題意識とも言える。
ただ、論点はぶれたり、抜けてしまうことが多い。
そこで論点を明確にするために「問い」を立てる。
いくつもの小さな問いを重ねて深めていくことで
自分の根本にある問題意識を発見し
それに偽りのない表現をすることができた時
初めて人の心を揺さぶることができる。
意見(答え)
「問い」を明確にすることで、自分の頭も整理でき、人を動かす文章が書ける。
当たり前のことだけど、私はこれがとても苦手。
小さな問いを重ねてるうちに気付いたら振り出しに戻ってしまう。
これを考えるのもかれこれ30分ほどかかってる。
でも逃げたくないから、少しずつでも変わっていきたいと思う。
「論点を制する者は文章を制する」
「深い問いが良い意見を導く」
このことを肝に銘じたいと思います。
福岡良子(ふくおかりょうこ)