きょう午前0時、ボージョレ・ヌーヴォーが解禁されましたね。
私も早速、番組で一口飲ませていただきました。

イメージ 6

・・・正直味の違いは全然わかりませんでしたが、とりあえずおいしかったです♪

ということできょうはワインについて。

国産ワインの産地として有名なのは山梨や長野。
でも実は大阪も隠れたワイン王国だってご存知でした?

大阪府柏原市には1914年(大正3年)、今からちょうど100年前に醸造を始めたワイナリーがあるんです。

それが「カタシモワインフード」
西日本最古のワイナリーです。

イメージ 1
イメージ 2

先日、カタシモワイナリー創業100周年を祝して「おもろいやん!カタシモ100年ワイン祭り」というイベントも開催されました。

イメージ 3
イメージ 4

と、歴史が深い大阪ワインですが実は、もともと大阪がブドウの栽培面積全国一位。
昭和10年までは柏原市だけで約1000ヘクタールもあったそうです。

*比較的降水量が少ない
(降水量は年間で1400ミリほど。ブドウ作りにはそれほど水は必要ないそうです。)

*柏原市が南斜面に位置しており水はけが良かった

イメージ 7

こういった気候や風土がブドウ作りにマッチしていたんですね。

ちなみに梅酒で有名なチョーヤも、本社は大阪府羽曳野市にあって、創業当時はワイン造りが本業でしたし大阪発祥のお酒メーカーで知られるサントリーも、地元のブドウを赤玉ポートワインの原料に使い、この利益をもとにウイスキー製造に乗りだしとか。

いかに大阪でブドウ作りが盛んであったかを物語っていますよね。

ところがそこへ「昭和の三大台風」のひとつ・室戸台風が襲来。
1934年(昭和9年)9月21日に高知県室戸岬付近に上陸し、京阪神地方を中心に甚大な被害をもたらし高潮や暴風による建物の倒壊被害によって約3000人もの死者・行方不明者を出しました。

このときの台風被害があまりに壊滅的だったために農家の救済策として、ワイン醸造が特別に許可されたことが大阪でワイン作りが広まるきっかけとなりました。

こうして広まった大阪産のワイン。
山梨産と比べると、糖度・酸度ともに高く、柑橘系の香りが強いことが特徴。
これは比較的温暖な気候が影響しているということです。

イメージ 5

今回、カタシモワインフード社長・高井さんにお話をお聞きしましたが、一聞けば百返ってくるような、ここには書ききれないほどのたくさんの情報が次から次へとでてくるお姿に、高井社長のワイン作りへのひたむきな情熱を感じずにはいられませんでした。

今は国内産のワインを飲む機会も少ないかもしれませんがそこであえて大阪産のワインを飲んでみるというのも面白いかもしれませんよ。

    コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

    CAPTCHA